インターネットのお話(セキュリティについて)

確かに、現在のインターネットの仕組みは、完全にはトラスティアブル(信頼できる)な仕組みではありません。なぜならば、危険も一杯ありますし、間違った情報を掴まされて困っている人たちも居るからです。完全に信頼できる仕組みになるためには、コンピュータシステムも含めて認証システムや個人証明書のようなものを添付できる仕組みが必要でしょう。実際に、ユキビダスコンピューティング(T-engineRFID)では、そのような仕組みが作られつつあります。その目的は、生命や安全にかかわる「物の流れ」であったり、「財産」にかかわる情報の流れをトレースできるようにすることであると考えることは妥当です。

つまり、セキャアな仕組みが求められるのは、「これらの情報や物の流れをきちんと把握できるようにすることではないか?」と考えることは妥当でしょう。つまり、透明性が必要な情報の流れであるからこそ、セキュアな仕組みが必要になるのです。一見矛盾しているようですが、この情報を改ざんしたり、不正に使用されることは、「行政活動」や「企業活動」のみならず、「生活」の局面においても壮大なる損害を与えることに間違いがないからなのです。ゆえに、その情報の出所であったり、情報の流れを管理する必要に迫られるわけです。