奈良先端大学院大学への訪問の思い出。

この本は、奈良先端大学院大学の松本教授の研究室でも使っていた教科書らしいです。当時は、財団のN理事に頼まれて、アテンドして、部下のA君と一緒に出かけたことがあります。そのときは優秀な研究者の方に会えませんでしたが、松本教授のお話ですと、この本を渡してたところ、夏休み中にSVMのプログラムを作成してしまった方だったそうです。ちなみに、今は「NTT」の「けいはんな研究所」で活躍されているそうです。なんとなく、松本教授の気持ちが分かるような気がします。つまり、「優秀な教え子を近くにおいておきたい」ということでしょう。将来は、奈良先端大学院大学の先生になるのかも知れませんね。

注)奈良先端大学院大学の松本研究室は「ChaSen」という、形態素解析ツールの開発で有名な研究室です。言語処理分野においては、東京工業大学の田中穂積研究室、奥村研究室、東京大学の辻井研究室と並びます。元々、この分野を開いたのは、工業技術院(現:産業技術総合研究所)とNTT武蔵野研究所(現:NTTヒューマンコミュニケーション研究所)だったそうです。ちなみに、このお話は、現情報通信研究機構の理事長である長尾真先生の書籍で読みました。アスキー出版局から出ていた「AI」だったかな?
その頃の日本には「ICOT」という組織があって、「第5世代コンピュータの研究」が華やかだったころの話らしいです。ちなみに、上に挙げた先生方は、そのときの教え子達だそうです。なお、この話は「パトリス」でお世話になった「N」技監から教えていただいた話です。この方は、産業技術総合研究所音声認識の部長をされた方でした。ゆえに、第五世代の産みの親の一人でもあるのです。

こころより感謝申し上げます。