システム設計の話

なんとなく、重たい部分を書き換える時代が来るのかも知れない。時代は繰り返すというから、重たくなると分割して、軽い仕組みに変わるのかもしれませんね。つまり、「セキュリティパッチみたいな仕組みから、セキュリティモジュール的な開発手法に変わるんじゃないかな?」と考えています。つまり、「オブジェクトモジュール化が行われることによって、システムの持つ脆弱性に対しても、機能追加にしても作業がしやすくなるんじゃないかな?」と、考えてしまうのです。「CPUの性能も良くなってきたから、そちらに任せることも重要だけれども、OSやシステム環境も含めて、再びコンテンツ型の開発手法というのは見直されてもいいんじゃないかな?」と考えます。
つまり、巨大になってしまったシステムを分割して、フレームワークにしても、デスクトップにしても、サーバアプリケーションにしても、オブジェクトコンテンツ型の開発手法があっても良い様な気がします。オブジェクトコンテンツとは、クラスライブラリーを機能毎に分割した部品群のことです。

つまり、オブジェクトコンテンツだけをチューニングすれば、より高性能なアプリケーションに変えることが出来るという訳です。また、オブジェクトコンテンツ自身の雛形をたくさん用意することによって、それらの交換をしやすくすること。これらによって、柔軟な機能拡張や新しいハードウエアの出現にも対応できるというわけです。実際に、組み込み型のOSはそんな設計になっているようです。

さてそのことによって、コード開発の見通しが付きやすくなります。さらにはプロジェクトの再生産性が高まるから、たくさんのエンジニアの人たちが幸せになれそうな気がするのです。